初めての山小屋泊まり 駐車場から100分歩くだけの初心者向けお手軽登山

山小屋に泊まる。からイメージすると、食事はカレー。相部屋、せんべい布団。ぼっとんなトイレ。何故か良いイメージのキーワードがでてきてくれません。なんでなんだろう?実際の最近の山小屋は非常に施設が充実していて、初めて山に登るヒトにとって優しいのです。

今回は八ヶ岳にあるオーレン小屋に泊まってきたいとおもいます。メンバーは昔からの山仲間5人です。(70代男性、60代男性、40代男性2名、小学生高学年)

オーレン小屋は八ヶ岳の中心、標高2,330m稜線にほど近いしらびその樹林に囲まれた静かな山小屋です。まずは小屋のホームページを見て空いているかの確認と予約をします。大部屋と個室が選べたようですが、すでに個室は一杯。大部屋で予約を入れました。個室でも値段は変わらず早いもの勝ち。というのも、この小屋は避難小屋も兼ねているため、レアなケースではありますが、部屋の移動しなくてはいけないことがあるためです。

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車を桜平(無料駐車場。桜平のゲート先にある空き地で100台くらい駐車できるようですが、週末は混雑していることもあり、道沿いに駐車)に停めてから歩く事約2時間弱なはず。(コースタイムは1時間20分)。

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道に迷うことはないでしょう。しっかりと案内版もでていました。唐沢鉱泉手前の坂道はちょっとつらいけれどもその先は比較的平坦。小学生くらいの子連れと何組もと出会いました。このルートは、小学校の登山教室でも使われることがあるようで、初めての登山として多くの子供が登っているようです。

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ゲートから歩き始めて40分ほどのところにある唐沢鉱泉。ちょっと一休みできる屋根のついたスペースもあります。歩き始めが一番しんどいので、ここで呼吸を整えます。といっても、あと半分で目的地のオーレン小屋には到着するはず。

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雨の後などでぬかるんでいるとちょっと危険と思われる場所には、シートが敷かれています。全般的にルートは整備がしっかりとされている印象です。

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林を抜けると、突然小屋が見えてきました。「あそこまで行けばいいのね!」という会話がでることもなく。。到着してチェックインを済ませます。

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入り口にある受付の左側にはフリースペースになっていて、本を読んだりお茶を沸かしたり、ストーブで暖をとったりすることができます。夜は食事、スタッフの方の寝床?のスペースに変わります。今回の宿泊は、個室と大部屋がありましたが、個室がいっぱいとのことで大部屋。他のお客様と一緒ですが、清潔に保たれている布団でゆっくり休むことができました。隣の人とのスペースもちょうどいい感じ。ぴったりくっついていたら気になって眠れないよな。と不安でしたがこれなら大丈夫。

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夕食はホームページに書いてあるとおり、桜鍋。ご飯はお代わり自由!味は濃い目ですが、山でこんなおいしい料理が食べられることが新鮮な驚きでした。

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そうそう、食事の前にお風呂に入ってきました。ヒノキ風呂です!数時間しか歩いてきていませんが、汗をさっぱりと流せるというのは魅力てきです。オーレン小屋は水が豊富にあり、毎日お風呂を沸かしてくれているようでした。21時には消灯。明日は朝3:30から朝食とのこと。山の朝は早いのです。というのも、日の出前から歩き始めて山頂で日の出を見ようというお客様が多くいらっしゃるためとのこと。

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早朝たたき起こされます。。いいえ、宿のスタッフの方が朝食できたコールをしてくれます。回りもわさわさと仕出すので、何とかおきれます。そして朝食を食べてそそくさと硫黄岳に登る準備をして出発です。

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一部崩落しているところがありますが、しっかりとロープで進入がさえぎられていて、迂回路も作られています。歩いてみた感じで、危険要素となるポイントはありませんでした。かといって当然山ですので安全面には常に気を配っていただくのは欠かせません。

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朝方は雲海が見られる確率が高いです。この日もきれいな雲海を見ることができました。

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硫黄岳頂上から望む、赤岳と阿弥陀岳。非常にだだっぴろい広場の山頂のため、頂上だ感が若干薄まりますが、八ヶ岳のきれいな山並みを見ることができます。

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9月とは言え、山の上は風も強くやはり寒かったです。ダウンジャケットを着込んでしまうほど。日中は暖かいのですが、山に行くときは防寒着は欠かせませんね。薄手のダウンが一枚あると、持ち運びも軽く非常に重宝します。帰り道(下山)はオーレン小屋を上から眺めながらゆっくり下っていきます。登りは90分ほどでしたが、くだりは半分くらいの時間でいけました。

オーレン小屋についたらそのまま駐車場に向かって帰京です。実はここからが一番の難所。高速道路の渋滞で眠気と戦いながら自宅まで安全運転で帰りましたとさ。

 

八ヶ岳 オーレン小屋

連絡先 :0266-72-1279(8時~20時)
場所  : 八ヶ岳夏沢峠西方800m、夏沢源頭<標高2,330m>
収容人員: 250名 テント100張
営業期間: 4月下旬ー11月上旬
設備  :
ホール(談話室、乾燥室兼)、個室9部屋(3名~8名)
大部屋5部屋(10名~24名)、檜展望風呂(男女別)
水洗トイレ(男女別)、自家水力発電、合併浄化槽

■記事について
取材実施日:2015/9/22-23
天気:晴れ オーレン小屋最低気温:2度
記者:ゆきむら

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この記事の著者

yukimura

yukimura

リアルガチ登山者。
高校時代は自転車で房総半島1周や北海道の旅をライトキャンパーとして楽しんでいたが、失恋をきっかけに大学から山岳部に入部して登山を始める。学生時代にはペルーにある南米最高峰に無謀にも挑戦したが、スキル不足による敗退をしている。その後高所への憧れが強く、2度にわたるヒマラヤの未踏峰への挑戦を行い2013年に初登頂を果たす。

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