🌟 はじめに:標高1445m、雲の上で過ごす贅沢な時間
「山頂でキャンプしてみたい」と思ったことはありませんか?
長野県飯島町にある陣馬形山キャンプ場は、標高1445mの山頂に位置し、南・中央アルプスを一望できる絶景スポット。しかも、アニメ『ゆるキャン△』第10話にも登場した聖地としても知られています。
今回は2025年8月30日、晴天の中、自転車ソロキャンプ仲間とともに訪問。駒ヶ根駅まで輪行し、そこから自転車でアクセスするスタイルで、ソロキャンプの醍醐味を味わってきました。
🚴♂️ アクセスと予約方法
- 最寄駅はJR駒ヶ根駅。駅からキャンプ場までは約3時間の登り坂。自転車でのアクセスは上級者向け。体力とギア選びが重要です。
- 車の場合は中央道「駒ヶ根IC」または「松川IC」から約40分。山道は細く、運転には注意が必要です。
- 「360-サンロクマル-」サイトは予約制。人気のため取りづらいですが、キャンセル狙いで毎日チェックすれば意外と取れます。
🏕 サイトの様子と設備

- 「360」、「空」、「森」とプランがあります。絶景を楽しむなら「360」か「空」を選びましょう。
- 地面は芝と土の混合。ペグは比較的刺しやすく、設営に困ることはありませんでした。
- 「360」サイトは他のサイトより少し高台にありますが、思ったほど視界は開けておらず、展望台の方が眺望は圧倒的。
- 区画は広めで、隣との距離感も十分。ソロキャンプにはちょうど良いサイズ感です。
🧍♂️ 他のキャンパーの雰囲気

- ソロとグループどちらも多い印象です。全体的に静かで落ち着いた雰囲気でした。
- 人気の「360」サイトは満席になることも。
- マナーの良い利用者が多く、安心して過ごせる空間でした。
🛠 設備チェック
炊事場
- 炊事場はあり、湧き水を利用しています。飲用には適さないため、飲み水は持参or売店で購入する必要あり。
- 水道数は少なめですが、洗い物には十分。備品は基本的に持参が前提です。
トイレ
- トイレは最近建て替えられたばかりで、非常に清潔。ウォシュレットはありませんが、快適に利用できました。
ゴミ・灰の捨て方
- ゴミは完全持ち帰り制。灰捨て場もないため、焚き火をする場合は灰の処理も持ち帰りが必要です。
物販

- 売店では、水(2Lで300円)、地元のジビエ(熊肉・雉肉・穴熊肉)、外国のクラフトビールや地酒「今錦」などが販売されていました。
- 地元の味をキャンプで楽しめるのは、陣馬形山ならではの魅力です。
- 薪や炭の販売の他、七輪レンタルサービスもあります。
🌄 景色と環境音|中央アルプス vs 南アルプス
- 中央アルプス側:天竜川と伊那市街地が見渡せ、夜景がとてもきれい
- 南アルプス側:山林が広がり、夜は真っ暗で静寂そのもの
- 朝焼け・夕焼け・星空も美しく、写真好きや星空観察に最適
- 運が良ければ雲海が見られることもある(今回は見られず)
- 周囲は静かで、風の音や鳥の声が心地よい
🔭 360サイトと展望台の比較

- 「360」サイトは他のサイトより少し高台にあるが、思ったほど視界は開けていない
- キャンプ場奥の展望台は無料で入れる/視界が広く、景色は圧巻
- 展望台からの眺望を重視するなら、360サイトにこだわらなくても十分楽しめる

🧳 筆者の体験談:輪行+自転車キャンプで訪れてみた
- 駒ヶ根駅からの道のりは登りが続く。急傾斜や路面が荒れている箇所があり上級者向け。
- 「360」プランは予約が取りづらいが、毎日チェックすればキャンセルで取れることも
- 中央アルプス側の夜景は圧巻。南アルプス側は静かすぎて少し寂しさも
- 売店では水2リットル(300円)を購入。山頂では水の確保が難しいためありがたい存在
- 地元のジビエ(熊肉・雉肉)や地酒「今錦」も販売されており、地元の味をキャンプで楽しめる贅沢を味わえた

✅ 良かった点・気になった点
良かった点
- 中央アルプス側の夜景が美しい
- トイレが清潔で快適
- 地元のジビエと地酒が楽しめる売店
- 展望台からの景色が圧巻(無料で利用可能)
- ゆるキャン△の聖地としての魅力も
気になった点
- 「360」サイトは思ったほど視界が開けていない
- 水場はあるが飲用不可/水の持参が必須
- ゴミ・灰の持ち帰りが必要
- 今回は雲海は見られず残念(運次第)
📝 まとめ:陣馬形山は“絶景・静寂・聖地”を楽しむ場所
陣馬形山キャンプ場は、設備こそ最低限ですが、自然の豊かさと景色が圧倒的。
ソロキャンプや静かな時間を過ごしたい人にぴったりです。
地元のジビエや地酒を味わいながら、山頂で過ごす贅沢な時間をぜひ体験してみてください。
